二万余日記 © kawase hisaki 2025 All rights reserved.
残日             秋の終りは 匂い立つ衰退 夜の甘みの揮発 自転車の肌触りのささくれ立つ 酔いが抜け始めてもまだ明けない闇の中で 啜る珈琲 私には 冬を赦されることはない 逃げ続けた果ての いつもいつまでも 秋の終りとしての世界に 一人置き去りに 朽ちてゆく 残日 top (contact : info アットマーク nimanyojitsuki.blue)