冬の突端
飽きることのない勤勉さのみが
己を救うという
冬に特有の
遠くから生命を焦がし尽くそうとする
かのような匂いのほのかに混じる
甘く、冷たい空気に
何のためらいもなく
鼻孔と気道と肺をゆだねていたのは
いつの日か
(明日を信じることができる者のみが
勤勉に床に就くことができる)
月が替わり
売り買いされる菓子の色合いが
様変りした都市に
寝不足の私を
心臓から 燻ぶらせるように
現れる
冬の
突端が
top
(contact :
info アットマーク nimanyojitsuki.blue)